実践コンサルティング 株式会社アイピック

コンサルティング事例と実績

コンサルティング成功事例 File:04

テーマ 経営体質基盤強化に向けての設計部門の業務体質革新。工機設計部門における業務効率化と体質革新・機能強化による業務付加価値生産性向上計画――アジリティと付加価値追求による設計コストの低減
業 種 工作機械製造
従業員規模 350人
期 間 10ヶ月間

企業ニーズ

開発部門、設計部門の業務の手戻り、クレーム対応、営業支援等々で業務負荷が増大し、開発の遅れ、設計・出図の遅れが多発している。また、標準化、BOMの構築、モジュール化への取り組みなどへ開発・設計者の工数が取れない状況であり、標準化・モジュール化の遅れが設計工数の増大に繋がってしまうと言う悪循環に陥っている。 開発・設計における業務プロセスの見直しによる効率化とL/Tの短縮、設計技術情報の共有化の推進、ファイリングシステムの構築による業務の効率化の推進を目的に10ヶ月間の取り組みを進める。

実施内容

  1. 現状業務の棚卸を行う。
  2. 部門機能研究により部門本来の役割、機能、業務内容を明確に定義する。
  3. 現状業務と部門機能との対比によって無用機能、過剰機能、重複機能、余剰機能、代 替機能を明確にし、改善課題として位置付ける。(業務編成表の作成)
  4. 業務編成表に基づいて経営方針との整合を取りながら改善実行計画を作成する。
  5. 日々の発生型問題解決の仕組み作りとその実施フォローを行う。
  6. 改善実行計画に沿って個々の課題の改善策の立案・実施を行う。
    • 不要ドキュメントの徹底廃棄を行う。
    • ファイリングシステムの構築を行う。
    • オフィスレイアウトの変更を行う。
    • 業務プロセスの変革を行う。

結 果

  1. 10ヶ月間で開発・設計業務工数の30%の削減を達成する。
  2. 開発・設計のリードタイムの30%以上の短縮を図り、回転率を向上する。
  3. プロセスマネジメントの徹底により、設計仕損、手戻り、不具合、クレームの減少を図る。

コンサルティングを終えて

開発・設計部門の取組みから資材・購買部門、製造部門、品質保証部門の取り組みへと活動の展開が図られ、効率化の効果はより大きなものになりつつある。

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